
ご覧いただきありがとうございます!海太郎くじらママ🌊🐳👩です。
アトピーや減ステに関して様々な記事を書き連ねてまいりましたが、
ちょっとここでこんな記事を。
このBLOGに足を運んでくださる方の中には、
「うちの子はアトピーはさほど酷い方ではなくて。食物アレルギーに関して、何か役に立つ情報が欲しい」
といった方も、おられるかもしれません。
しかし、アトピーの患者さんが、何かのアレルギーと縁がないかというと、
なんだか肌が荒れていている…と、
病院で調べてもらったら食物アレルギーや、ほかのアレルギーも見つかった等、
そういった方は本当に多いのです。
うちの海太郎もまた、最初はアトピーのケアメインで行っており、
血液検査をしたのはかなり後でした。
検査が遅れた理由は、
息子の場合ですと、アレルギーの程度がアナフィラキシーショックを起こす程ではなかったことは勿論、
嘔吐や激しい下痢といった、そういった反応も皆無だったからです。
子供は血管が細いこともあり、
積極的にその病院の医師が血液検査を進めていなかった、というのも理由の一つでした。
様々なアレルギー体質の中でも、卵、乳製品、小麦粉などを始めとする食物アレルギーをお持ちの場合、
それが少し口にしただけで強い反応を出してしまうアレルギークラスの場合ですと、
肌がそこまでひどい状態でなければ、やはり食事の方に目が向くことと思います。
けれども、ご存知でしょうか。
肌のトラブルをきちんと治さないでいると、
食物アレルギーが悪化、
食べられない物が増えてしまうことがあるのです。
●子供のアレルギー アトピー性皮膚炎・食物アレルギー・ぜんそく /2017年発行。
私のこのBLOGで何度かご紹介している、
国立成育医療研究センターの先生が執筆なさった本です。
こちらでは、現在確認されている情報の一つとして、こんな話が載っていました。
本来人は、異物である食物を異物と認識せず体に取り込み体を作る成分に変化させる、そんな力が備わっている。
経口免疫寛容。炎症のない部位から食べ物を体内に取り入れる場合は、免疫寛容が誘導される、そうです。
しかし、例えば指先が荒れていて、治りきっていない状態だった。
口の周辺、例えば両端が切れている等荒れていて、痛そうな状態だった。
そういった皮膚炎が完治していない状態で食事を続けると、何が起きるか。
人は口から入る食物は異物とはみなさなくとも、
別の荒れた皮膚等から食物が入ってきた場合異物とみなし、
排除するメカニズムが働く。
つまりどういうことかというと、
例えば何かの食べ物を口にして体に取り入れる…その場合と、
皮膚炎が治りきらず、指先に肌荒れがある状態で食べ物をつかみ、
口の周りに炎症がある状態で、食事をしていた、等々…。
その傷口から体内に食べ物が入る場合では、
後者の方がアレルギーを起こすリスクが高くなるのです。
そう記載されていて、私は驚きました。
思い当たることが、あったのです。
海太郎はバナナとキウイの果物アレルギーがあることがのちに判明したのですが、
なんでこんなに、この子が好きな食べ物ばかりアレルギー反応を起こすようになるのかなぁ…と、
当時私は不思議に思っていました。
IgEこそ、食物アレルギーに関して言えば最高で3といった数値ではありましたが、
(免疫グロブリンの一種、それがIgEです。体内に侵入してきたアレルゲン(アレルギー原因物質)に働きかけ、身を守る抗体のこと)
卵も、乳も、小麦も、ほぼまんべんなく数値が出ていて、この子が食べているもの、なんだか次々出ていく…と暗澹たる気持ちになったものです。
先述したバナナとキウイは、特に数値が高めでした。
本を読んで、腑に落ちました。
どちらも皮膚炎が落ち着いていなかった時に、よく息子が好んで食べていたものだったのです。
バナナは皮から出した状態で手掴みでいつも食べていました。
キウイも私が取り出したものを、つまんで(フォークで突き刺しても抜けてしまうことがあったため)食べていることが多かったような…。
ついでにいうなら、ヨモギの数値もあがっていきました。
ヨモギはなんで数値が上がったかというと、
うちの子の場合、
アトピタという入浴剤が原因だった可能性が高い気がします。
だいぶ長いこと使っていましたし、
一見肌が潤って、合わない!という明らかな反応を起こすこともなく使えていたため、
安心していたのですよね。
漢方薬局の薬剤師の先生の指導のもとステロイドを極力減らしていた際の、
肌がかなりひどい状態の時にも使っていたので、
肌からその成分が入り、排除するメカニズムが働いていたのかもしれません。
指先も荒れて痛そうな状態が続いていた頃のことをこの本を読んで思い出し、
当時この情報を知っていたら…と肩を落としました。
幸い、肌をステロイドの適切な使い方とクリーム等の保湿ケア、スキンケアを徹底して綺麗な状態にした後、
海太郎のIgEの数値は落ち着き、各段に下がっていきました。
キウイはいまだクラス3を維持していて、
あまり積極的に食べさせることはできません。
ヨモギも、しかりです。
バナナはIgEの数値自体は下がったのですが、まだ反応が強く出るので、食べさせないよう気を付けています。
ただし、他の卵、乳などは徐々に大丈夫になりつつあります(卵白等、十分に加熱してあれば、など、条件がありますが)。
なので、食物アレルギーに不安のある方は、
スキンケアの重要性をどうぞ再認識してくださいね。
手のあたり、口回りに炎症が残っている場合は、特に要注意です!
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